« スーパーの店員さんもお疲れ様。 | トップページ | メガネのシャンプー »

音楽家だからできること。

先日、ニュースでこれを見て、なんだか見ているこちらが
元気になりました。役徳といいますか、ホント、この人にしかできないこと!



小さな声で
「元気ですか?って言っていいですか?」
と聞いているところがなんともまた。
「言って下さい!元気ですかって言ってください」
とお願いする皆さん、そして「元気です」の声には嬉しくなります。

記事も貼っておきますね。
「猪木が避難所で復興ビンタだー!」(日刊スポーツ.com)
この「闘魂注入ビンタ」をお願いした遠藤さんの顔とコメント↑がまたイイ(笑
テレビで闘魂注入ビンタを流したのは1局だったようですが
さすがにビンタのところが強調されると、こういったニュースは尾びれが
付いちゃって、「被災者にビンタとは何事!!」と怒る視聴者もいるでしょう。

でも、一応、避難されている方たちからのお願いでしたから。
3か所の避難所で30人ほど「闘魂注入」したようですが、
中には自衛官の方もいたとか。自衛官にもビンタ!猪木すごい!w

私もきっと「闘魂注入」してもらうな。
ちょっとした厄払いにも感じます。


それに、ただ「元気をお届け」ではなく、水30,000リットル、タオル5000枚、
ダウンジャケット500着も持って行ったとのこと。
そーいえば、小林幸子さんも無洗米10トンとお饅頭12,000個差し入れてましたね。
時にはア・カペラで歌も歌ったとか。


「普段の自分にできること」と「物資・義援金の支援」のセットは
本当にすごいと思います。それだけ財力やらスポンサーやらもあって、
有名人だからできる…という部分もあるかと思いますが、
でも、実際に現場に行って声をかける、物資を届ける、
もうね、売名と言われようがなんでもいいですよ。役に立つのなら。
「歌うことしかできませんが…」と言っている歌手よりよっぽどいい。

私も音楽が仕事なので気持ちは分かります。
「音楽で支援したい」とか「音楽で癒したい」とか「音楽の力を信じたい」とか。

でも、ちょっと待って!
自分が音楽をできるのはどうして?と考えてみると、
「寝るところ、食べるもの、精神の安定」があるから音楽を人前で演奏
できるのです。普段、当たり前すぎて気付かないけど。


本当にこれは私個人の考え方なんですが、
私は「音楽で支援」の前に、被災者の方にまずは
「寝るところ、食べるもの、精神の安定」が必要と考えます。

チャリティーコンサートで義援金を募るのもひとつの手ですが、
「慰問」は今は避けたいな、という気持ち。

「よかったら聴いてください」と別室があれば良いのですが、
避難されてる場所そのものでの慰問演奏は私は避けたいですね。
避難されてる方にとっては、そこは寝室みたいもの。
夜眠れなくて、昼間にやっとウトウトする程度…という方もいらっしゃいます。
プライベートが無いに等しい空間、訪れる側も気をつけなければなりませんね。

もちろんニュースなど見ていると慰問演奏を喜んでくれてる方も
いらっしゃいます。中には涙を流してまで。

人の心が欲するものは様々ですので、「もっと音楽を聴きたい」と
思う方もいれば、心に余裕や余白がない方もいますよね。
文化・芸術・スポーツというのは、こういった未曾有の中では
その”生かせ方”が本当に難しいです。



でも、本当に音楽を生業としている音楽家なら、今すぐ焦らなくても大丈夫!
だって、音楽家にとって音楽は、いわゆる「手に職」です。
今、演奏できなくても、身に付けた技術と心意気は沈下するものじゃない。
本当に被災者の皆さんが必要とした時まで待っても
音楽を伝える力は衰えません。自分の気持ちさえしっかりしていれば。

それに、私は長期で考えている企画があるのですが、
被災地が少しずつ元気になったら、その被災地の地元音楽家と
演奏会をしたいんです。第一弾は大学の同級生でもある仙台の友達とかな。

他県から駆け付けて演奏して「がんばってくださいね!!」と言うよりも、
地元音楽家を元気にすることが私は大事だと思っています。
そうじゃないと本当に意味で文化が復興しません。
新潟もそうですが、やっぱり地元の音楽家が生き生きしていることが
地元の文化を発展に繫がっていますからね。


また、これはどうやったらいいのだろう?と悩み中ですが、
音楽家だからできる音楽をやっていた人への「ピンポイント支援」も検討中。

というのも、多くの楽器、楽譜が流されたと思うんですよね。
楽器や楽譜、これ宝物ですもん。

今は「生きるため」の義援金が必要ですが、時期を見て、
例えば「ピアノを贈るための義援金」や「楽譜を贈るための義援金」など
何かの形で集められたらいいなぁと思っています。
これこそ、チャリティーコンサートかなぁ…

とにかく今回の震災の復興は長期戦です。
長い目で見て、本当に必要なこと、そして音楽家だからできることを考えねば。



ちなみに、アンパンマンのやなせたかし先生が「幸せってなんだろう…」と
考えて行きついたのが「食べ物を分け合うこと」だったというのは
こういう震災を目の前にすると心から思いますね。

まずは温かい力がつく食事が被災者の皆さんに届きますように。

元気があれば復興もできる!1,2,3、ダーッ!!

|

« スーパーの店員さんもお疲れ様。 | トップページ | メガネのシャンプー »

ニュースあれこれ」カテゴリの記事

コメント

猪木もすごいが、すみちゃんもすごい!
そうだね、私たち演奏家だからこそできることって
たくさんあるよね!地元の演奏家を元気にするって素晴らしいよ

元気が出る動画もありがとう!
皆さんの笑顔にこちらが救われる。

みんなでがんばろー!ダー!!

投稿: ぬまっち | 2011年4月 7日 (木) 23時16分

差しさわりがあると悪いので、あまり具体的にはかきませんが、市内の某避難所での慰問コンサート。

こちらで避難家族を受け入れてすぐのコンサートで、ボランティアで現場にいた友人のご主人曰く
「地震や津波で家を壊され家族や友をなくし、たどりついた新潟でいきなりクラシック音楽を聴かされて、気の毒だった」・・・

ある程度日がたってから、あるいは別の部屋でならよかったのでしょうけれど、クラシック音楽を聴きなれているそのご主人でさえ、そう感じたのですから・・・
むにゅむにゅむにゅ・・・(後は理解して下さい(^^ゞ


音楽家だから出来る支援、大事にしたいですね!!

投稿: みつこ | 2011年4月 8日 (金) 09時48分

ぬまっち、ありがとー。
いや、すごくはないのだけど(笑)、なんとなく
同業者だから気付けることや、
サポートできることって
あるよね~って思ってね。

今はまず「生活」!
その後に同業である音楽家の応援に回りたいわー
やっぱりその地元で、その土地の音楽家が
また音楽を続けられることが大切だと思うのよね。

ただ、今回、あまりに被災した地域が広くて、
どう応援していくかいろいろ悩み中。
でもまずは自分の友人からかな。
生活落ち着いたら演奏はしたいって言ってたし。

猪木さんはいろいろ不思議な噂やらなんやらあるけど
こういう時、妙なカリスマ性を発揮するな~と思った。
避難所で一時でも笑顔があるのはいいよね。

なんだか毎日暗い話題が多くて滅入るけど、
我々も元気があればなんでもできるー!
1,2,3!ダッーーッ!!

投稿: すみちん | 2011年4月 8日 (金) 22時34分

みつこさん、むにゅむにゅむにゅ……お察しします!!
この話の続きは、お会いした時にでも(^^;

演奏したいと思った方や、それをOKして避難所に
入れた方も悪気は全くないんですよね。
それはホント、重々理解してます。

人の「善意」って、何もこういった事態の時じゃなくても
日常生活でも「難しいな~」って感じることありますよね。

また、つい「自分が基準」になってしまうことも。
「私だだったら嬉しい」…これが意外と曲者

でも、逆に「私だったら嫌だわ」ということも、
人によっては「大歓迎!」だったりするので、
その塩梅が難しいな~と感じます。

そういえば、笑点メンバーも被災地に笑いを届けに
行くみたいですね~♪

投稿: すみちん | 2011年4月 8日 (金) 22時43分

いわきナンバーの車に乗っているDaaです。みなさんの視線が痛いですけど、私は生粋の新潟人です(苦笑
※相方がいわき市の出身です

さて、うちのオケでも団長から「慰問演奏をしたい」という話が先日ありました。
実際中越地震の際には慰問演奏をやった実績はありますので。でも、その時は地震の4ヵ月後で、会場も「元」避難所でした。なので、被災者の方々が自宅や仮設住宅から聞きに来るという形だったんですよね。ですのでその時は大成功に終わったのですが。。
でも、今回慰問演奏をするのはどうなのかなぁと。さらに6月の演奏会のサブタイトルに「震災復興祈念」と入れる案もあるみたいで。えー、中越地震の後の演奏会にも復興祈念って入れなかった記憶があるのに(苦笑

何かしてあげたい気持ちはあるんですけどねー。でも、やればいいってもんでもないです。実際福島県いわき市の実家からは「こちらは大丈夫だから気にするな」と言われて我々は地震以来何もしてないんです。。それももどかしいんですけど、でもそれでいいのかも。

難しいところですね。。

投稿: Daa | 2011年4月 9日 (土) 00時39分

Daaさん、こんばんは~!
え?!Daaさんのお車、ナンバーはいわきなんですか!
それは皆さん、思わず注目しちゃいますね(^^;

でも、ほ~んとあの震災以来、市内でいろいろな
県のナンバーを見るようになりましたね。
特にやっぱり福島。

テレビで被災地からのメッセージを見ていても、
皆さん「元気ですから、心配しないでー!」とか
「いつか会いに来てくれればいいから、今は大丈夫!」とか
県外の親戚・友人に心配かけまいとしている姿が多く映されてますが、
いわきのご実家の皆さんも、そういうお気持ちなのでしょう。

Daaさんご夫妻もジレンマがあると思いますが、
そうですね、今はそれで良いのかも。
次に会える時、たっくさ~~ん孝行してあげてくださいね。
いわきのご実家も、きっとDaaさんご夫妻に会える日を楽しみにしていることが
今の生活のひとつの支えになっていることと思います。

すみません…なんか分かり切ってるような口きいちゃって


おっお~!
そうでしたか、団長さんの心意気は分かりますけどね(^^;
そう、場所・時期って、「慰問」の場合はやはり勢いだけでは
ダメな部分ありますよね。

そして、出ましたねー!復興祈念の文字!!
今年の各種演奏会やイベントはこれがひとつの
キーワードとなると思いますが、
どさくさに紛れて便乗する団体や個人もいそうな悪寒が…

いやいや、頭から疑っちゃダメですね(苦笑

とてもここでは書けないこともいろいろ
ありますので、またお会いした時にでも…

投稿: すみちん | 2011年4月 9日 (土) 22時11分

相変わらず余震やら放射線やら…本当に怖いね…
福岡にまた一週間くらい帰ったのだけど、あまりにも平和でね。このままこっちにいたい、って思ってしまった。

すみつんの人間力?というか、こういう時の底力。感服だわ。あなたに総理になってもらいたい(笑)
それに、言いたいことすごくわかるな。
まだまだ家族の安否すらわからない人の気持ちを考えたら…。それに、最低限の健康的な生活もできない=まだ「復旧」できてないんだから、どれほど苦痛だろうって、考えただけで、…ね。
でも場所によって差はあるようだし、生きる力がわいてくる希望を持つことは必要だし、ほんと、塩梅が難しいよね。

何かをしたい、という思いが、被災者の方々に押し付けにならないように…できたらいいわよね。
それに、がれき、ってよく使うけど、悲しい言葉よね。
津波でさらわれてしまった地域で生きてきた人々を作ってきた大切なものなわけだし。蹴っ飛ばしている人をテレビで見た時は悲しかった…

自分にできることを考えたら、お金、節電、とかしか考えられなかったのだけど、さすがはすみつんです。

毎日涙だよ。

投稿: りり | 2011年4月12日 (火) 19時06分

りり!ありがと!!
ちょっと待っててー
明日朝、お返事いれますね!

投稿: すみちん | 2011年4月12日 (火) 23時44分

りり、結局お待たせしてしまったー

福岡へはお疲れ様でした。
でもああやって親族に会えるのも
おばあさまの力なんだよね。
これからもりりを見守って下さっているでしょう。。。

やっぱり東日本と西日本の雰囲気が違うよね?!
先日、愛媛に行っていた友人も
「あぁ、このままこちらでのんびりし続けたい…」と
言っていたわ(^^; 

そして、東京に戻ってまた水を買ったらしい(苦笑

新潟は隣県でありながら、県境の山脈と偏西風でどーにか
高い数値は出てないけど、でも、ゼロではないから
やっぱりなんとなく水道水も用心深くなってしまう。
父には私のイライラがアホのように見えるらしく
いっつもこのことで言い争いよーwww


慰問コンサートは、「寝食している避難場所」でやるのが
どーもイヤなのよねぇ…
別室、別館、外…「よかったらどうぞ」だったら良いのだけど、
避難所で眠れなくてつらいって言っている人多いみたい。

あと常に人の出入りもある訳だから、
避難所で生活ってきついよね。

それに慰問はどーしても取材陣が付きものだったりで
新聞やテレビに取り上げられることも大事なんだけど、
寝食の場所にカメラが入り続けているのも
私だったら苦痛で仕方ないよ。

音楽で元気になって欲しい…って
願いは悪いことではないし、本当に励ましたい心で
いっぱいで慰問に行くのだろうし、許可する側も
「気分転換になれば」っていう心遣いだと思う。

でも、やっぱり場所はもう少し選んだほうが良いのでは?と
ついいろんな記事や取材を見ると思ってしまうのよね


そうそう「がれき」ね。
あれ自分の家が崩壊して跡形もなくなってたら
本当に絶望すると思う。簡単に立ち直れないよ(´;ω;`)ウウ・・・
家がなくなっちゃうって想像を絶するよね。

泥の中の想い出の写真を掘り出してここぞとばかりに映す
テレビとかもどーかと思うわ。

新潟に今、約8000人の方が避難してきてるんだけど
原発近くの地域の方も多くてね。

地元新聞に避難してる方たちの声が毎日載るんだけど
もう切なくて…

微力ながら募金や節電(そーだ、りりは東京だから
何かと不便もあるだろうけどがんばってね!)
続けていきましょう~


投稿: すみちん | 2011年4月13日 (水) 16時54分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« スーパーの店員さんもお疲れ様。 | トップページ | メガネのシャンプー »